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WRCイタリア:ヒュンダイのパッドンが大健闘

 

WRC第6戦イタリアは競技2日目を終えて、ヒュンダイのヘイデン・パッドンが総合トップを走行中。2番手にはフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエ、3番手には同じくフォルクスワーゲンのヤリ‐マティ・ラトバラがつけている。

木曜夜のスーパーSSを経て、本格的なステージ走行の1日となった競技2日目は。SS2〜SS10の計9SS。上位陣が乾いた路面に足をとられるなか、後方スタートの利を活かして飛び出したのはパッドンだった。SS2〜4と3連続ベストタイムを刻み、午前中のステージSS5までを首位で折り返した。この時点で2番手のラトバラに23秒、3番手のオジエに25.1秒とリードを築いていた。

しかし午後に入ると、2ループ目のクリーンな路面でオジエやラトバラが猛追を開始。一方のパッドンもこれをよくしのぎ、この日最終のSS10までを終えた時点で2番手オジエに8.8秒、3番手ラトバラに25.8秒差をつけて首位を守り切った。

この日はSS2でシトロエンのクリス・ミークがコースオフにより左リヤサスペンションを破損、SS3でフォードのロバート・クビカがコースオフ、SS4ではフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセンが右リヤサスペンションを破損し、それぞれリタイアを決めている。

13日(土)はSS11〜SS19の計9SSが行われ、SS14/19は大会最長となる42.22kmという設定。ステージの合計距離はこの日だけで200kmを超える山場の1日となる。

この日もクリーンな路面で走ることができるパッドンにとっては、何がなんでも午前中のステージでマージンを稼いでおきたいところだ。SS11は日本時間の13日(土)13時57分にスタート予定。

【WRCイタリアSS10後暫定総合順位】
1.ヘイデン・パッドン(ヒュンダイ) 1:35:08.5
2.セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン) +8.8
3.ヤリ‐マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン) +25.8
4.オィット・タナック(フォード) +57.1
5.マッズ・オストベルグ(シトロエン) +1:50.4
6.ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ) +1:51.7
7.ダニ・ソルド(ヒュンダイ) +1:59.5
8.マルティン・プロコップ(フォード) +2:10.3
9.ロレンツォ・ベルテッリ(フォード) +4:07.7
10.エルフィン・エバンス(フォード) +4:17.9



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