今季のERCプロダクションカップでは、シリーズ首位につけているアンドレアス・アイグナー。母国オーストリアの名門ワークショップ、ストールレーシングが製作するスバル・インプレッサR4で今季これまでに参戦した4戦で3勝を収めており、今週のサンレモ戦で19ポイントを獲得すれば最終戦を待たずにタイトルが確定する。
サンレモ参戦は今回が初めてというアイグナー。「ここでのラリー経験はないけれど、とても有名なラリーだということはよく知っている。コーナーが多いので、テクニカルセクションを得意とするインプレッサとは相性がいいと思う」と期待をうかがわせた。
プロダクションカップでは、シリーズ2位とヤロスラフ・オルサク(三菱ランサーエボリューションIX-R4)がエントリーを見送ったほか、3位のジャーメイン・ボネフィス(ルノー・メガーヌR5)はエントリーは行っていたものの、前戦クロアチアで負傷した背中が回復せずスタートを見送るため、アイグナーのタイトルチャンスが高まっている。