4月29-30日に開催された全日本ラリー選手権第3戦久万高原ラリーSupported by Sammyでは、最終SS8(1.12km)が「Sammy SS」に設定され、各クラスのステージウイナーに「サミー賞」として賞金が授与された。
最終SSは旧美川スキー場のグラベル区間を含む特設ギャラリーステージ。集まった大勢のラリーファンの目の前で、砂煙をあげて迫力のベストタイム争奪戦が繰り広げられた。
JN6クラスは奴田原文雄(三菱ランサーエボリューションX)がサミー賞を獲得。新井敏弘(スバルWRX STI)はクレストでの大ジャンプを含む気合いの激走を披露したが、奴田原に0.8秒届かなかった。
JN5は川名賢(シトロエンDS3 R3-MAX)が小濱勇希(シトロエンDS3 R3-MAX)を3.5秒上回って意地を見せた。JN4クラスは元全日本ダートトライアルチャンピオンの山本悠太(トヨタ86)がグラベルステージの利を活かして貫禄のベストタイム奪取。山本のマシンは同社のスポンサードを受けてサミーカラーを纏っており、見事期待に応えた格好だ。
JN2クラスは鈴木尚(スバルBRZ)が、0.1秒という僅差で明治慎太郎(トヨタ86)を下しベストタイムを獲得。JN3クラスは天野智之(トヨタ・ヴィッツ)が、JN1クラスは須藤浩志(スズキ・スイフトスポーツ)がそれぞれサミー賞を獲得した。各クラスのSS8ステージタイムは次のとおり。
JN-6
1.奴田原文雄(三菱ランサーエボリューションX) 1:09.0
2.新井敏弘(スバルWRX STI) +0.8
3.福永修(三菱ランサーエボリューションX) +2.0
JN-5
1.川名賢(シトロエンDS3 R3-MAX) 1:20.7
2.小濱勇希(シトロエンDS3 R3-MAX) +3.5
JN-4
1.山本悠太(トヨタ86) 1:15.6
2.香川秀樹(ホンダ・シビックタイプR) +1.4
3.曽根崇仁(トヨタ86) +4.3
JN-3
1.天野智之(トヨタ・ヴィッツ) 1:17.5
2.内藤学武(マツダ・デミオ) +2.9
3.大倉聡(トヨタ・ヴィッツ) +4.7
JN-2
1.鈴木尚(スバルBRZ) 1:18.5
2.明治慎太郎(トヨタ86) +0.1
JN-1
1.須藤浩志(スズキ・スイフトスポーツ) 1:18.1
2.伊藤隆晃(日産ノートNISMO S) +2.4
3.古川寛(スズキ・スイフトスポーツ) +2.4