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WRCフランス:WRC2はクビカが完勝

 

 WRC2第11戦フランスは全日程を終え、ロバート・クビカ(シトロエンDS3 RRC)が序盤から圧倒的なリードを築き、今季4勝目をマーク。選手権でもトップに返り咲いた。

 ポイントリーダーのアブドラジズ・アル-クワリ(フォード・フィエスタRRC)がスキップしたフランスは、クビカが圧倒的な速さを見せた。SS1〜7まで連続でファステストタイムを刻み、まったく後続を寄せ付けない。

 唯一クビカに迫るタイムを出したフォード・フィエスタR5のエルフィン・エバンスも、SS3で右フロントタイヤがパンクに見舞われて早々にストップ。ここで3分31秒のタイムロスを喫し、事実上クビカに追いつける者はいなくなってしまった。

 その後もクビカはベストタイムを重ね、20カ所のSSのうち16カ所でファステストタイムを量産。終わってみれば、2位エバンスに4分、3位ラシド・アル-ケトビに至っては18分20秒という大量リード。F1仕込みのターマックドライビングテクニックは、WRC2にはもはや敵はおらず、総合でも堂々9位に入賞した。

 WRC2のタイトル争いはクビカとアル-クワリのふたりに絞られた。6戦を終え、出場できるのはともに残り1戦のみ。首位クビカが126ポイント、2位アル-クワリが118ポイントでその差は8ポイントとクビカが有利に立っている。



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