JAFモータースポーツ審査委員会は、2月3~5日に開催された2017年全日本ラリー選手権開幕戦「ラリーオブ嬬恋」で奴田原文雄が提出した控訴を棄却する内容の裁定書を公示した。これによりラリーオブ嬬恋のJN6クラスの正式結果が確定した。
審査の対象となったのは、JN6クラス1位でフィニッシュした勝田範彦/石田裕一組が使用していたタイヤが、本競技の特別規則書17.1に規定された「使用タイヤは日本国内で市販されている一般用スタッドレスタイヤに限り使用可能とする」との規則に違反したものではないかというもの。JAFモータースポーツ審査委員会は「日本国内で市販されている一般用スタッドレスタイヤ」に当たらないと断定することはできないとして控訴を棄却した。
今回の裁定でラリーオブ嬬恋のポイントが確定し、第3戦を終えて奴田原がランキング首位、7ポイント差で勝田、3番手に竹内源樹がつけた。以下、福永修、新井敏弘、鎌田卓麻となっている。
2017年全日本ラリー選手権 JN6クラス ドライバーランキング(第3戦終了時)
順位 | ドライバー | ポイント |
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1 | 奴田原文雄 | 61.0pt |
2 | 勝田範彦 | 54.0pt |
3 | 竹内源樹 | 29.6pt |
4 | 福永修 | 25.0pt |
5 | 新井敏弘 | 24.0pt |
6 | 鎌田卓麻 | 21.0pt |
(5/13 奴田原選手のポイント計算の誤りを訂正しました)