WRC第11戦フランスは競技2日目を終えて、Mスポーツのティエリー・ヌービルがトップ。僅差の2番手にはシトロエンのダニ・ソルド、3番手にはヤリ‐マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン)がつけている。
この日のオープニングとなったSS2では、今回が引退ラリーとなるセバスチャン・ローブ(シトロエン)が堂々のベストタイム。続くSS3、SS4でも一番時計をたたき午前中のループを終えた時点で2番手のラトバラに3.7秒差をつけて首位に立った。一方、新王者のオジエはタイヤ選択が合わずじりじりと順位を下げ、この段階でローブと22.3秒差の総合5番手に甘んじている。
サービスを挟んで始まった午後のステージでは、ヌービルが大活躍。4本+スペア1本をすべてハードタイヤとしたチョイスも当たり、3SSすべてでベストタイムをたたき出す速さを見せ、ラトバラはおろかローブもかわして首位に立った。総合2番手にはタイヤを間違えて(ソフト1本、ハード3本)装着したソルド、3番手にはラトバラがつけた。午前中トップのローブもタイヤ選択を外して奮わず4番手に順位を落とし、オジエは波に乗れず5番手のままだ。
【SS7後暫定総合順位】
1:T.ヌービル(フォード) 1:08:56.5
2:D.ソルド(シトロエン) +9.8
3:J.ラトバラ(フォルクスワーゲン) +11.8
4:S.ローブ(シトロエン) +12.2
5:S.オジエ(フォルクスワーゲン) +28.7
6:E.ノビコフ(フォード) +1:03.6