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世界RXベルギー:ヨハン・クリストファーソンが今季初優勝

©FIAWorldRallycross.com

世界ラリークロス選手権第4戦のファイナルが、5月14日にベルギーのメテで行われ、ヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI)が今季初優勝を飾った。今季からペター・ソルベルグとタッグを組むPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンとしての新体制としても、初の勝利。そのソルベルグもファイナル3位に入り、チームはチームズ選手権での首位を広げ、クリストファーソンはドライバーズ選手権でも首位で昨年チャンピオンのマティアス・エクストロームとの差を3ポイントにまで詰めている。

チーム・プジョー・ハンセンは、ティミー・ハンセンが2位に食い込んだが、チームメイトのセバスチャン・ローブはセミファイナルの第1コーナーでスピンした際にマシンにダメージを負い、ファイナルへの進出は逃した。エクストロームは、ファイナルには進出したが4位にとどまっている。

VOLKSWAGEN

昨年チャンピオンのマティアス・エクストロームが開幕から続けてきた連勝を止め、今季初優勝を飾ったクリストファーソンは、「チームはホッケンハイムからたくさんのことを学び、今週はいい形を作って自分とペターが揃ってポディウムに上がった」と喜びを見せた。今戦、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンは、フリープラクティスではソルベルグがトップタイムを刻み、中間リザルトではクリストファーソンとソルベルグがトップ2を独占していた。

「今回のメテではわずかにアプローチを変えた。チームの努力は、本当に素晴らしかった。セミファイナル前は少し雨が降り始め、自分はホイールスピンをしたが、ティミーはいいスタートを決めた。Q4では自分がパンクしたので限界までプッシュすることにナーバスになりいつもよりも堅実なドライブをしていたが、ジョーカーラップで大きなミスをした。ファイナルは格段にいい走りができた。スタートも、ジョーカーに入るタイミングも完璧だった。中盤でティミーとペターが接触したので、流れは一気に自分に向いてきた。マティアスが今回、今一つ速さが上がらなかったことも後押しになった。この先も必死の取り組みを続けなくてはならない。とにかくポイントを獲得しなくては。これで、かなり差が詰まってきたからね」

一方のソルベルグは、チームの今季初優勝に「ヨハンはよくやってくれた。シーズンの開幕4戦で活躍して、速さも安定していた」とクリストファーソンを絶賛。
「チーム全体ががんばってくれたし、4戦連続で2台が揃ってファイナルに進出、最高の週末になった。個人的には、この週末はパンクに3回見舞われたことで、タイヤ戦略で妥協しなくてはならない部分もあり、ファイナルではあまり選択肢がなかったが、何とか対処した」

世界RXメテ ファイナル結果
1 J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI) 4:02.316
2 T.ハンセン(プジョー208) 4:03.240
3 P.ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI ) 4:03.251
4 M.エクストローム(アウディS1) 4:05.373
5 K.エリクソン(フォード・フィエスタ) 4:13.585
6 A.バックラッド(フォード・フォーカスRS) 1:24.655



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