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WRCポルトガル:勝田貴元「自分に必要なものを見極めたい」

勝田貴元

©Naoki Kobayashi

WRC第6戦ポルトガルを前に、レッキを終えた勝田貴元がラリーに臨む心境を語った。勝田はポルトガルの前哨戦として、ラリーアマランテにフォード・フィエスタR5で参戦、新井大輝と僅差の2位でフィニッシュしている。

今回はふたりにとって、2月のスウェーデン以来となるWRCイベントだ。ラリーに臨むにあたり、勝田は次のように語っている。

「スウェーデンのあと、ペースノートのシステムを変えたんです。あいだにターマックのラリーが3戦ありましたが、感触は良かったですね。グラベル(アマランテ)でもうまく機能してくれました」

勝田が参戦するWRC2は、総勢20台が出走する激戦区。エントリーリストにはアンドレアス・ミケルセンを筆頭に、ポンタス・ティデマンド、エリック・カミリ、テーム・スニネンらが名を連ねる。今回の目標について勝田は、あくまで経験を積むことを第一にとらえているという。

「今年は全部のラリーで完走して、とにかく経験を積むということを一番の目標としています。特に今回のような、ラフでルーズグラベルは経験が少ないので、何が起きるか分かりません。そういうことも最後まで走り切らないと分かりませんから。トップクラスの上の方で戦える選手たちと同じ道を同じような状況で走って、彼らがどれくらいの攻め方でどのようなタイムなのか。そういった部分も見ながら、自分に必要なものを見極めたいと思っています」



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