ポルトガルで3台目のトヨタ・ヤリスWRCに乗って“WRカーデビュー”を飾ったエサペッカ・ラッピ。TOYOTA GAZOO Racing WRTのトミ・マキネン代表は今後も3台体制を続けると明言した。
「エサペッカは残りのラリーでも走らせるつもりだ。唯一、オーストラリアがまだ最終決定していないけど、その他のヨーロッパラウンドは全部3台でいく。もともとシーズンが始まる前からいずれは3台にするつもりで予定していたから、特に困難はない。メカニックが増えて、スペアパーツの余裕が少し厳しくなるくらいかな」
チームとしてはラッピを3台目として走らせることでより多くの走行距離を稼いで、有用なデータを集めるという目的もあるという。
「とは言っても、エサペッカに細かい指令を出したりはしていない。彼ならその必要はない。集中してドライビングしてもらえればいいだけだ」