ラリー北海道は、28日、再走ループとなるセクション3でエサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアS2000)がチームメイトのガウラブ・ギルを逆転、首位に立った。
午前のセクションでギアボックスに異音を感じ、サービスで交換を行ったラッピ。サービスアウトの遅延で30秒のペナルティは受けたが、調子を取り戻したSS5ではギルに19.8秒差をつけてのベストタイムを叩き出す。続くSS6でもベストタイムをマークしたラッピは、ここで既に30秒の遅れを取り戻して首位に浮上。
2回目のリクベツでも2.4秒差をつけている。しかし、リアのプロペラシャフトにトラブルを抱えたため、この日2回目のサービスでも修復作業。この日の残り2本のロングステージを無事に走り切りたいところだ。
3位は、アジアカップ連覇を目指す炭山裕矢(スバル・インプレッサ)。4位にプライベーターの石崎秀雄(スバル・インプレッサ)がつける大健闘。アジアカップ前戦のマレーシアで海外デビューウィンを果たした牟田周平(スバル・インプレッサ)だが、久しぶりの本格グラベル路面でリズムをつかむのに苦戦。総合7位で奮闘しているが、アジアカップでは3位につけている。
SS7後の暫定結果
1.エサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアS2000) 1:15’04.9
2.ガウラブ・ギル(シュコダ・ファビアS2000) +7.7
3.炭山裕矢(スバル・インプレッサ) +3’29.9
4.石崎秀雄(スバル・インプレッサ) +4’40.0
5.田口盛一郎(三菱ランサーエボリューションIX) +4’42.5
6.増村淳(三菱ランサーエボリューションX) +6’21.9
7.牟田周平(スバル・インプレッサ) +6’24.3