2014年に開催地を嬬恋村に移して今年で4年目となる「モントレー」。今年は開催時期を初夏の6月10日(土)・11日(日)に移し、日本スーパーラリーシリーズ(JSR)第2戦/全日本ラリー選手権第5戦として開催される。
「モントレー」は、群馬県内で開催される全日本ラリーに冠される名称。群馬のラリーは、赤城山、榛名山、妙義山の上毛三山を舞台としてきたことから、フランス語の“3つの名峰”(mont tres)を語源としている。群馬県で行われる全日本ラリーは、モントレーの名のもとに県内の多くのラリーチームが協力して実現してきた歴史がある。
2014年に開催地を嬬恋村に移して4年目となる大会は、パルコールつま恋リゾートを拠点に、国内屈指の高速ステージで争われるターマックラリーとして定着している。2017年は開催エリアを嬬恋村に隣接する長野県須坂市まで広げ、大会格式も国際格式にスケールアップ。日本スーパーラリーシリーズのタイトルも加えて、これまで以上に競技性や話題性が高まっている。
2014年、2015年、2016年と3年連続で局地的豪雨に襲われながらの開催となり、すっかり雨のイメージが定着しているモントレー in 嬬恋だが、今年は開催時期を6月に移したことで、天候の面でも安定することを期待したい。
今年もモントレーの観戦しやすさは随一
今年も観戦ステージ、イベント、サービスパークのすべてが1カ所に集約し、観戦プランも立てやすくなっている。はじめてラリー観戦をしようという方にもおすすめだ。
パルコールつま恋リゾートのラリーパークには、様々な企業の出展ブースのほか、今年は盛大に「嬬恋村ぐるめ祭り in モントレー」を開催。地元の食材をつかった軽食やB級グルメが30店舗以上出店するという。詳細は追ってお知らせする。ラリーパークからは、2つのSS観戦エリアへ徒歩で移動することが可能。本格的な林道ステージを身近に堪能できる「大前須坂」ステージと、ラリーパークに隣接した特設ステージ「サミー SSS」を観戦することができる。ほかにも、ラリーパークでは有名選手によるデモランやステージでのイベントなど、たのしい企画が盛りだくさんだ。これらのイベント情報の詳細も、今後お伝えしていく予定だ。
会場へのアクセスは、クルマでパルコールつま恋リゾートを目指してほしい。上越自動車道の碓氷軽井沢ICから約70分、上田菅平ICから約50分、関越自動車道の渋川伊香保ICからは約120分ほど。パルコールつま恋リゾートの駐車料金は1日2,000円で、駐車場からは無料シャトルバスでラリーパークへの送迎がある。
さらに、JRローカル線の旅とラリー観戦を同時に楽しめるプランもおすすめ。まずはJR高崎駅から上越線(吾妻線直通)に乗車。約96分で万座・鹿沢口駅へ。駅前からは無料シャトルバスが運行しており、約38分でラリーパークへ。高崎駅を朝8:53発の電車に乗ると、シャトルバスに接続して11:00にはパルコールつま恋ラリーパークに到着できる。
6月10日(土)・11日(日)はぜひモントレーへ。本連載では全5回にわたってモントレーの魅力を観戦者視点でご紹介していく。