開催まであと2週間に迫った日本スーパーラリーシリーズ(JSR)第2戦/全日本ラリー選手権第5戦「モントレー2017 in 嬬恋」。今年は国際格式となり、群馬県嬬恋村で6月10日(土)と11日(日)の2日間に渡って盛大に開催される。
ラリー観戦の拠点は今年もパルコールつま恋リゾート。イベント盛りだくさんのラリーパークとSSを観戦できるギャラリーステージ、サービスパークが揃っている上、ホテルには常設トイレがあり設備の面でも安心。そんな観戦のしやすさが魅力のモントレーを全5回の連載でご案内していく本企画。第2回目となる今回はギャラリーステージを中心にご紹介していこう。
個性あふれる2つのギャラリーステージ
モントレーでラリーカーの走行を観戦できるギャラリーステージは2カ所。いずれもパルコールつま恋ラリーパークから徒歩でアクセスできる好立地だ。本格的な林道SSを身近に堪能できる林道ステージ「大前須坂」と、ラリーパークに隣接した特設ステージ「サミーSSS」。性格のまったく異なる2つのステージを楽しむことができる。
上の図で右端から横向きに引かれている赤いラインが「大前須坂」。県道大前須坂線を使った全長5.477kmのSSで、本格的なハイスピードなコーナリングを楽しめる林道観戦エリアだ。10日(土)に上り方向を3回、11日(日)には下り方向へ2回走行する。
大前須坂には、高台から見下ろすように見ることのできる観戦ポイントが3カ所設定される。写真の方向が「上り」。観戦ポイントへは、ラリーカーの通過時間帯であっても自由に出入りすることができる。パルコールつま恋ラリーパークからは最短ルートで徒歩約400m。ただし、足元は舗装されておらず、アップダウンこそないが山歩きとなるので、歩きやすい服装と靴で。ハイヒールなどは避けてほしい。
一方の「サミーSSS」(サミー・スーパーSS)は、図中でイベントパークを囲むように示されている赤いライン。パルコールつま恋リゾートホテルの舗装された駐車場を利用した0.491kmの特設ショートステージだ。ジムカーナのような細かいターンの連続するコース設定となるが、ラリーカーならではの走行ラインとスライド走法を間近に堪能できるだろう。10日(土)はラリーパーク下のきつい上り坂をスタートしてホテル側へフィニッシュする向きに1回、11日(日)にはその逆走で1回走行する。
サミーSSSでは、競技の合間にデモランやオートテストも実施。1日じっくり楽しめる見どころ満載のSSと言える。ラリーパークに隣接しているので、移動の必要なく気軽に観戦できるのもうれしいところ。ただし、走行が始まる時間になると人垣ができるので、最前列で観戦するには少し早めに場所取りをしておきたい。
ギャラリーステージのタイムスケジュール
ギャラリーステージを中心にタイムスケジュールをまとめると次のようになる。このうち、10日(土)のSS3とSS4は時間が重なるため両方を観戦することはできない。11日(日)のSS12とSS13も同様だ。
6月10日(土)
8:30〜 セレモニアルスタート
10:15〜 SS3 大前須坂 上り
10:32〜 SS4 サミーSSS 順走
13:03〜 SS6 大前須坂 上り
17:07〜 SS9 大前須坂 上り
6月11日(日)
10:39〜 SS12 大前須坂 下り
11:12〜 SS13 サミーSSS 逆走
13:51〜 SS16 大前須坂 下り
14:30〜 セレモニアルフィニッシュ
パルコールつま恋ラリーパークへのアクセス
首都圏から最も近い全日本ラリー「モントレー」を観戦するには、まずはカーナビの目的地を「パルコールつま恋」にセットしよう。渋滞がなければ、上越自動車道の碓氷軽井沢ICから約70分、上田菅平ICから約50分、関越自動車道の渋川伊香保ICからは約120分ほどで到着する。渋滞を避けるためにも早朝の出発がおすすめだ。
パルコールつま恋リゾートの1DAY駐車場の利用料金は1日2,000円となっている。1DAY駐車場にクルマを停めたら、駐車場の案内に従って無料シャトルバスまたは徒歩でパルコールつま恋ラリーパークへ。
また、クルマ以外にも高崎方面から電車とシャトルバスでアクセスする方法も。ゆったりとローカル線でゆくラリー観戦というのも悪くないのでは。詳しくは下の記事を参照してほしい。
【特別企画】モントレー開催まであと2週間、首都圏から最も近い全日本ラリーを観戦しよう
6月10日(土)・11日(日)はぜひモントレーへ。次回は協賛各社による出展ブースを観戦者視点でご紹介していく。