レッドブル・グローバルラリークロス選手権は6月6日、シリーズ最大規模の人気イベント(ポイント対象外)、Xゲームオースチンが行われ、フォルクスワーゲン・アンドレッティ・ラリークロスのスコット・スピード(フォルクワーゲン・ビートル)が金メダルを獲得。同イベント2連覇を達成した。
予選ヒートではスピード、セバスチャン・エリクソン(フォード・フィエスタST)、世界ラリークロスでも活躍中のアンドレアス・バックラッド(フィエスタST)がそれぞれトップフィニッシュを果たしてファイナルに進出。残る3台の枠には、スティーブン・アルピン(フィエスタST)、タナー・ファウスト(ビートル)、ブライアン・ディーガン(フィエスタST)が食い込んだ。
ファイナルでのポールポジションを獲得したのはスピードだったが、好スタートを決めたエリクソンが序盤でリードを奪取。しかし、スピードはエリクソンを捉えることに成功して再び首位に浮上し、そのままリードを守ってフィニッシュを果たした。2位にアルピン、3位にはタイヤ3本の状態でもディーガンの猛追を抑え切ったエリクソンが入りメダルを獲得した。
「プランA、B、Cが最初のラップで使えなくなったので、プランDで行ったんだ!」とスピード。「本当にすごいレースだった。これまで自分が獲った中で最高のメダルだよ。最初のメダルは初めて出たXゲームだったし、最終ラップで抜いたからこれも素晴らしいけど、インカー映像を見れば今回のレースが格段にエキサイティングだってことが分かるはずだ」
GRCの次戦は、6月19−21日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイを舞台にダブルヘッダーで開催される。