SUBARU/STIによる2017年のニュルブルクリンク24時間レースは、21時間過ぎにクラス3番手を走行していたWRX STIのエンジンが炎上しストップ。走行不可能となり、完走は果たせなかった。
SP3Tクラス3連覇を目指して現地時間15時30分にスタートした今年のニュル24時間レース。ディフェンディングチャンピオンのWRX STIは、パワーアップしてきたライバルに苦戦し、序盤はクラス3番手と苦しいスタートとなる。5時間を経過した頃にライバルがトラブルによりピットインし、2番手に順位アップ。トップには5分以上の大差をつけられながらも、その後も順調にラップを刻んでいく。
しかし、15時間経過の早朝6時過ぎ、マルセル・ラッセーの走行中に他車と接触。深刻なダメージはなくボディパネル補強で再スタートを切るも、クラス3番手へと戻ってしまった。
その後も選手、チームが一丸となってレースを続けていたが、21時間経過後の現地時間12時半過ぎ、カルロ・ヴァンダムの走行中にWRX STIのエンジンから炎が上がり、ヴァンダムはマシンをストップ。オフィシャルによって火災は鎮火され、ヴァンダムに怪我はなかったが、NBRチャレンジはこの時点で終了となり、悲願の3連覇は成し遂げられなかった。