TOYOTA GAZOO Racingはニュルブルクリンク24時間レースにレクサスRCで参戦し、SP3Tクラス2位、総合26位で完走を果たした。
2番手グリッドからのスタートとなった決勝レースは、約6時間経過時に他車との接触でボディにダメージを受けるも、メカニックの迅速な作業によりコースに復帰。一時は3番手に後退するが、ライバルのトラブルなどもあり2番手に再浮上。クラストップには差をつけられたものの145周の同一周回で、クラスを変更して最初のレースながらクラス2位でレースを終えた。
11年目を迎えるTOYOTA GAZOO Racingの活動では、これまで参加してきた社員メカニックやエンジニア、車両評価ドライバーたちが、ニュルでの経験を生かして様々な車両開発の現場で活躍。ニュルへの挑戦は「人を鍛え、クルマを鍛える」というTOYOTA GAZOO Racingの活動の原点でもある。
GAZOO Racingチームの友山茂樹カンパニープレジデントは、「順位よりも24時間走り切り、完走できたことが嬉しい。ドライバー、メカニック、エンジニア、サポートスタッフがそれぞれの役割を果たし、心ひとつにたすきをつないだ結果だと思う」とコメント。「この活動を支えてくださったサプライヤー企業およびパートナー企業の皆さま、応援してくださった多くのファンの方々に感謝します。そして、ニュルに挑戦し続ける同士であるスバルさんとの競い合いで、我々は多くの刺激と学びを得ることができました。スバルさんの結果はとても残念でしたが、感謝と敬意を表したいと思います」と語っている。