9月27日に開幕するAPRC第5戦及び全日本ラリー選手権第7戦、ラリー北海道。00カー、0カーには、トヨタ86とスバルBRZが使われることになった。ドライバーは昨年に引き続き、坂昭彦と大井こずゑがそれぞれ務める。
00カー、0カーは、競技車に先行してラリールートを走行し、コースの安全性が保たれているか、TCコントロールがスムースに機能するかなどのチェックを行う重要な役目を担っている。SSでは、競技車相当のスピードで走行しての確認が必要になるため、ドライバーにも相応のスキルが求められる。そのドライバーは、昨年に引き続き00カーの86を坂、BRZを大井が務める。
坂は、新井敏弘が「左足ブレーキはこの人に教わった」というほど尊敬する国内きっての名ラリースト。昨年はトヨタ・ヴィッツR1Bで00カーをドライブしたことで話題になった。一方、サファリラリーの参戦経験も持つ大井は、全日本クラスでもひけをとらないダイナミックな走りが持ち味だ。
全日本部門ではデビュー以来、86陣が台頭してきており、現在JN3クラスの選手権リーダーに立つ横尾芳則も86を使っている。またBRZも、7月に群馬で開催されたモントレーでデビューさせた鎌田卓麻が3位に入るなど注目を集めている。
主催者は「注目の2台がオフィシャルカーを務めることで、話題が高まり大会の盛り上がりにつながれば」と話している。