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GRE搭載のヤリス・ハイブリッド-Rが発表

 

 ドイツで開催中のフランクフルトモーターショーで、トヨタ自動車がヤリス(日本名ヴィッツ)ハイブリッドのスポーティ版コンセプトモデル、ハイブリッド-Rコンセプトを発表した。
 
 ヤリス・ハイブリッド-Rコンセプトについてトヨタは、ハイブリッド技術で最大限のパフォーマンスを引き出すと共に運転の楽しさを高めるための開発を可能にするアイディアの例として造られた、エキサイティングなコンセプトカーとしている。ベースは3ドアのヤリスだが、注目はパワートレーンに1.6リットルグローバル・レース・エンジン(GRE)を採用している点。TMGが開発した300馬力のGREと、60馬力を発生する2基のパワフル電気モーターを組み合わせ、最大出力420馬力で、インテリジェントな電子4輪駆動を可能にする。

 トヨタのWEC参戦マシンであるプロトタイプレーシングカー、TS030ハイブリッドにインスパイアされたというヤリス・ハイブリッド-Rコンセプトは、TS030ハイブリッドと同様、ブレーキ時のエネルギーを蓄電器に保存。フロントタイヤがGRE、リアタイヤは電子モーターが動力となる。

 このコンセプトモデルでは、225/40 R18サイズのミシュランのパイロットスポーツカップタイヤを18インチのTRDホイールに組み合わせており、非対称のトレッドパターンがスポーティモデルであることを主張している。

 また今回の発表に関するリリースでは、TMGがプライベートチームにGREを供給するとともに、今後GREの使用が認められるすべてのトヨタのモータースポーツプログラムでのベースとなることを明かしている。

今回発表されたGREの主要スペックは下記の通り
エンジンサイズ:1595㎤
過給器:ターボ・ギャレットGTR2560R(最大ブースト圧:2.5bar)
エアリストリクター:33mm
最大出力:300hp@6000rpm
最大トルク:420Nm
最大回転数:7500rpm



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