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WRCイタリア:新井大輝「ドライビングスタイルをかなり変えた」

新井大輝

©Keiko Ito

TOYOTA GAZOO Racingのラリーチャレンジプログラムにより、スウェーデン、ポルトガルに続き今季3戦目のWRC2参戦を果たす新井大輝。前戦ポルトガルではコースオフ後に車両火災が発生してリタイアを喫しており、このイタリアでは良い流れを掴みたいところ。シェイクダウン前の新井に今の心境を聞いた。

ーーポルトガルでは大変だったようですが……

「はい!(笑)。クルマを燃やしてしまいました」

ーーあのような状況からの立ち直りはどうなのでしょうか。

「どうでしょう、まずこのラリーを終えてみないとよくわからないのですが、とりあえずいままでどおりに考え方は変えずに……。あ、考え方は変えるのか! ステージではあまり自分で分析しすぎて完璧に走らないように……。ラリーで完璧に走るのは無理なので、一つ一つ目の前のコーナーだけに集中して、楽しんでいきたいなと思います」

ーーイタリアはラフなステージになると思いますが、どのように走りますか?

「テストの時にかなりドライビングスタイルを変えて、それが自分で思っていた以上に良かったので、それをふだんの状態から自然にできるようにしたいと思っています。そこはまだどうしても意識しないとできないので。そこに集中して一つ一つ、それを自然にできるようになるまでしっかり取り組んでいきたいです」

ーーどういう風にドライビングスタイルを変えたのでしょうか。

「左足ブレーキをあまり使わないと言いますか、いままでハイスピードのグラベルしか走ってこなかったので、ブレーキの使い方がもう少しスロットルを開けた状態でゆっくりブレーキを当てることが多かったのですが、もう完全にブレーキはブレーキ、アクセルはアクセルと分けた方がクルマも止まりますし、感覚的にはその方が簡単なんですよね。駆動をかけていない分、グリップもあるので。その方が簡単なんですけどタイムがいいという、自分の中ではフィーリングとタイムが一致しないのが不思議なところなんですけど。そこを自然にするために今回、ブレーキはブレーキ、アクセルはアクセルとちゃんと分けてあげて、もう少し丁寧に運転していきたいと思います」

ーーイタリアでの目標は?

「とりあえず全部のステージを走ることです。自分のやるべきこと、道に集中して、タイムを気にしないで走っていれば多分結果はついてくると思います。目の前のコーナーに集中して、ミスしても気負わないくらいにいきたいなと思います」



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