WRC.comは、6月8日に行われたWRC第7戦ラリーイタリア(サルディニア)のシェイクダウンの模様を伝えるハイライト動画を公開した。ドローン、ヘリ、固定カメラなどを駆使して撮影された映像には、各チームのWRカーが登場し、サルディニア島の美しい景色や、洗濯板のように荒れた路面状況などを見ることができる。
このシェイクダウンでは、ヒュンダイのダニ・ソルド(i20クーペWRC)が前戦ポルトガルに続きトップタイムを記録した。チームメイトのティエリー・ヌービルがそれに続いている。トヨタのヤリ‐マティ・ラトバラ(ヤリスWRC)は3番手、ユホ・ハンニネンは9番手、3台目を駆るエサペッカ・ラッピは4番手タイムとなっている。
シェイクダウンの舞台となったのは、サービスパークの置かれるアルゲーロから内陸に入った丘陵地帯に設けられた4.15kmのグラベルステージ。路面はSSよりも滑りやすく、マルティン・プロコップがクラッシュするなどのアクシデントもあったが、ほとんどのドライバーは3度の走行でマシンを降りている。今回シトロエンC3 WRCで参戦するアンドレアス・ミケルセンは、マシンの習熟のため最多となる7回の走行を行った。
タイヤとセッティング変更を試しながら、ソルドは3回目の走行で2分31秒8を記録。2番手のヌービルに0.2秒差でトップとなった。3番手のラトバラは1.1秒差、4番手のラッピは1.3秒差。トヨタのふたりは4回走行している。ラッピと同じくソルドの1.3秒差でまとめたミケルセンは、シトロエン勢のトップだ。以降ヘイデン・パッドン(ヒュンダイ)、クリス・ミーク(シトロエン)、フォード勢トップのセバスチャン・オジエが8番手と続いている。
ラリーは現地時間8日の夜、イッティリのギャラリーSSで開幕。翌金曜日のSS2からはグラベルロードでのバトルが始まる。SS2は、日本時間9日(金)の14:18にスタート。