日本国内で行われる国際格式イベント3戦を対象とした、日本スーパーラリーシリーズ(JSR)第2戦「モントレー2017 in 嬬恋」が、6月10日〜11日の日程で嬬恋近郊の舗装路を舞台に行われた。初日となる10日は9SS、48.719kmを走行し、炭山裕矢/保井隆宏(トヨタ・ヴィッツ4WD)が2位の青山康/鈴木淳史(スバルWRX STI)に2分23秒2の大差をつけて、初日トップに立った。
開幕戦の嬬恋以来となるヴィッツでの参戦となった炭山だったが、オープニングステージを皮切りに、この日行われたすべてのステージでベストタイムを叩き出して見せる。2位以下に大差をつけて、サービスへと戻ってきた炭山は「最初のステージは少し慎重になってしまったが、それ以降は徐々にリズムをつかむことができた」と、笑顔を見せた。
2番手には開幕戦で3位に入った青山が続き、3番手は地元の黒岩満好/高橋巧(三菱ランサーエボリューションIX)が続いている。
JSR 総合首位 炭山裕矢
「今日の後半は雨がかなり強く降って危なかったですね。一時ハイドロプレーニングになるほどで、ヒヤヒヤしました。特にSS8は霧がすごくて、なんとか走りきれた感じです。今日は全てのステージでベストタイムが獲れましたが、ちょこちょこトラブルもあったので、無事に帰ってこられてよかったです」
JSR 総合2番手 青山康
「ドライではいい走りができていましたが、雨が降って貯金を吐き出してしまいましたね。黒岩選手に一気に詰められてしまいました。ウェット路面では道にいるのだけで精一杯です。これで降り出しに戻ったので、明日は気を引き締め直して頑張ります」
JSR 総合3番手 黒岩満好
「セッティング面で狙っていたことが外れてしまいました。でも、最後に雨が降って、ようやくタイヤ選択がハマりました。SS8ではノートの確認を間違えて、止まりそうになってしまいましたが……。明日はとにかく無事にフィニッシュできるように頑張ります」