米国拠点のグローバル・ラリークロス・チャレンジ(GRC)にフル参戦を続けるスバルラリーチームUSAは今週末、シリーズ初開催となるカナダ戦に挑む。カナダ南部、首都オタワで行われるこのイベントは、第5戦(6月17日)と第6戦(6月18日)と今季2度目のダブルヘッダーでの開催となる。
カナダは今年、開国150周年の節目を迎えており、GRCは今季唯一の米国外イベントを、首都のオタワで開催する。1.226kmのコースは空港に設定され、滑走路もコースの一部になるという。
GRCフル参戦の初年のクリス・アトキンソンは、前戦トンプソンではシリーズ初のポディウムフィニッシュを決めている。
「もちろん、トンプソンでの結果には心から満足している」とアトキンソン。
「チームにとって今季初のポディウムを収めたし、スバルWRX STIのポテンシャルが発揮され始めてきた。まだまだ必死で取り組まなくてはならないし、カナダ戦で成長するためには今の勢いをキープしていかなくてはならない。カナダでレースをするのは自分にとって初めてなので、とてもエキサイトしているし、ファンのためにもいい見せ場を作りたいね!」
チームメイトのパトリック・サンデルも、カナダ戦を楽しみにしているようだ。
「前戦は予選からトップタイムを出し、ファイナルでもアトコと自分がいいリザルトを収めたので、この週末、カナダでまたマシンに乗ることに超興奮しているよ。スバルラリーチームUSAが勢いに乗り始めたと、世界に魅せられている」とサンデル。
「カナダでレースができるのを、うれしく思う。ラリーの盛んな国だから、スバルファンも多い。カナダのファンには、この週末、アトコと僕が最高のショーを見てもらえることをお約束するよ」
チームのラリークロス担当イベントマネージャ、アトキンソン担当のスポッターを務めるダン・アンクティルは、カナダ戦の展望として「オタワのコースは、我々のマシンやドライバーに向いているようだ」と前向きな見方を示す。
「テクニカルなので、セットアップとドライバーのスキルに寄るところが多い。チームはここまで、油まみれになって取り組んできたので、自信も高まっている今、オタワでもいいリザルトを狙えると思う」