6月15日(木)、第85回ル・マン24時間レースの公式予選2日目が行われ、午後7時から行われた予選第2回目の終盤、TS050 HYBRID #7号車を駆る小林可夢偉が3分14秒791というコースレコードを約2秒更新するタイムでポールポジションを獲得した。前日の予選第1回目に記録した自らのタイム3分18秒651から約4秒ものタイム更新で、最終的に2番手グリッドにつけたTS050 HYBRID #8号車にも2秒半の大差をつけた。
TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザン)
予選第2回目 : 1番手 (3分14秒791), 22周
予選第3回目 : 4番手 (3分19秒928), 28周
グリッド : 1番手 (3分14秒791)
TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
予選第2回目 : タイム未計測, 4周
予選第3回目 : 1番手 (3分17秒128), 32周
グリッド : 2番手 (3分17秒128)
TS050 HYBRID #9号車:(ニコラス・ラピエール、国本雄資、ホセ・マリア・ロペス)
予選第2回目 : 4番手 (3分19秒889), 20周
予選第3回目 : 3番手 (3分18秒625), 31周
グリッド : 5番手 (3分18秒625)
トヨタにとってル・マン24時間レースでのポールポジションは、1999年のマーティン・ブランドル、そして2014年の中嶋一貴に続く3回目。
小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)
「チーム全員のおかげでこの結果が得られ、本当に感謝しています。100%のアタックが出来、思い通りの速さを示せました。TS050 HYBRIDも快調そのもので、最高のアタックラップでした。赤旗中断からの再開直後というタイミングも絶好で、コース上もクリアな状況であり、フルアタック出来ました。ポールポジションを獲得出来たことは本当に誇りに思います。とはいえ、まだ24時間レースはスタートしていません。重要なのは決勝レースの結果であり、それこそが我々の目標です」
WEC第3戦ル・マン24時間 予選総合結果
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 周回 | ベストタイム |
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1 | 7 | 小林可夢偉/ マイク・コンウェイ/ ステファン・サラザン | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 76 | 03:14.8 |
2 | 8 | 中嶋一貴/ セバスチャン・ブエミ/ アンソニー・デビッドソン | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 60 | 03:17.1 |
3 | 1 | ニール・ジャニ/ アンドレ・ロッテラー/ ニック・タンディ | ポルシェLMPチーム/ ポルシェ919ハイブリッド | 72 | 03:17.3 |
4 | 2 | ティモ・ベルンハルト/ アール・バンバー/ ブレンダン・ハートレー | ポルシェLMPチーム/ ポルシェ919ハイブリッド | 57 | 03:18.1 |
5 | 9 | ニコラス・ラピエール/ 国本雄資/ ホセ・マリア・ロペス | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 78 | 03:18.6 |