2017年の全日本ラリー選手権は、6月30日〜7月2日に今シーズン初のグラベルラリー「2017 ARKラリー洞爺 Supported by Sammy」が、北海道洞爺湖町を中心に開催される。
開催を来週末に控えた現在、大会主催者からは続々と観戦情報が公開されている。北海道らしいスケール感で観戦できそうな今年のラリー洞爺の情報を、ここでまとめてご紹介していこう。
6/30(金)
ラリーは6/30(金)の18:13より、洞爺湖文化センター近くの砂防ダムを使用する特設ステージ「SSS NEW VOLCANO」で開幕。セレモニアルスタートは行われないが、そのかわりに約700mの短いステージを全車が走行する。この日のみ観戦無料となっている。
7/1(土)
本格的なラリーがスタートするのは翌7/1(土)から。今年は蘭越町にフィールドを広げ、初めて使用する3カ所の林道SSを2回ループし、最後は「SSS NEW VOLCANO」で締めくくる設定だ。新登場となる林道の名称は、それぞれ「STREAM(川の流れ)」「KNOLL(塚)」「MAGNOLIA(朴の木)」と名付けられている。
この日、観戦できるのはSS4/7「MAGNOLIA」とSS8「SSS NEW VOLCANO」。さらに出場選手たちがラリー中に一時集合し、ファンとの触れ合いの時間をとるラリーパークが、蘭越町の利尻川山村広場に開設される。スケジュールは次の通り。
観戦スケジュール
9:00〜 蘭越ラリーパーク(入場無料)
10:32〜 SS4 MAGNOLIA
14:00〜 蘭越ラリーパーク(入場無料)
15:40〜 SS7 MAGNOLIA
17:33〜 SS8 SSS NEW VOLCANO
2カ所のSSを観戦するには、SS4→SS7もしくはSS4→SS8というプランが考えられる。
また、「SSS NEW VOLCANO」では、ヌタハラ・ラリースクールが提供するトヨタ86に同乗して実際のSSコースを体験できるラリー体験イベントが実施される。経験豊富なベテランの元ダートトライアル選手がドライバーを務め、高校生以下を対象に2回の抽選を行い、各回10組限定で同乗することができるという。
7/2(日)
ラリー最終日は豊浦町から真狩村にかけてのエリアで開催される。3カ所の林道を2ループし、その中間に「SSS NEW VOLCANO」を走行する設定となっている。この日も観戦ステージは豊富に用意されている。林道SSは、SS9/13「SEA TANGLE」とSS11/15「LAVENDER LONG」が、スーパースペシャルステージはSS12の「SSS NEW VOLCANO」がギャラリーステージとして設定されている。
また、真狩村役場近くの真狩河川公園駐車場では、羊蹄山をバックにリエゾン写真が狙える真狩パッセージコントロールが設定される。これらのスケジュールをまとめると次のようになる。
観戦スケジュール
6:36〜 SS9 SEA TANGLE
7:30〜 真狩パッセージコントロール(入場無料)
7:32〜 SS11 LAVENDER LONG
9:30〜 SS12 SSS NEW VOLCANO
11:32〜 SS13 SEA TANGLE
12:28〜 SS15 LAVENDER LONG
12:30〜 真狩パッセージコントロール(入場無料)
14:01〜 セレモニアルフィニッシュ(入場無料)
2カ所のSSを観戦するには、SS9→SS15もしくはSS11→SS13、あるいはSS9→SS12→セレモニアルフィニッシュというプランが考えられる。
また、この日はHQのある洞爺湖文化センターのホール内で、デイ1の動画や過去のラリー洞爺の映像を鑑賞するパブリックビューイングスタイルの催しが行われる。入場は無料。SSSからセレモニアルフィニッシュまでの時間をゆっくりと過ごすことができる。
観戦チケットの購入方法
観戦チケットはチケットぴあ、洞爺湖文化センターのHQ、ラリー開催エリアの道の駅等で取り扱っている。ただし、チケットぴあで購入したチケットは、HQで観戦チケットに引き換える必要があるとのことなので、HQか道の駅での購入がおすすめだ。チケットはJAF会員なら20%割引で購入できる特典があるので、お出かけの際はJAF会員証をお忘れなく。
大会の観戦チケットは次の3種類。
・2日間通し券(2,000円)- 公式プログラム付
・1日券(1,500円)- 公式プログラム付
・スーパースペシャルステージ(7/1券、7/2券ともに1,000円)
※2日間通し券、1日券でスーパースペシャルステージ「SSS NEW VOLCANO」も観戦可能。
※6/30(金)の SS1「SSS NEW VOLCANO 1」のみ無料で観戦可能。
※JAFの会員優待で、本人を含む5名まで20%OFFに。
観戦チケットは次の場所で購入できる。
・洞爺湖温泉観光協会
・洞爺湖 万世閣
・道の駅 とようら
・道の駅 ニセコビュープラザ
・道の駅 真狩村フラワーセンター
・蘭越商工会
チケットぴあ
http://t.pia.jp/
まとめ
今年のラリー洞爺は、ギャラリーステージ観戦だけでなく、遠隔地のラリーパークやリエゾン撮影ポイント、パブリックビューイングなど、観戦者向けの催しが盛りだくさん。自分だけの観戦プランを練る楽しみも、スケールの大きな北海道のラリー観戦の醍醐味だ。大会主催者のWebサイトに掲載される観戦情報を参考に、来週までに観戦プランをじっくりと検討してみてほしい。