オジエ「港から飛び込むのが今から楽しみ」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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オジエ「港から飛び込むのが今から楽しみ」

 

今季のWRCシーズンの折り返しとなる第6戦、ラリーイタリア・サルディーニャに向けて、チャンピオンチームのフォルクスワーゲンも、本拠地オルビアの北西部40km周辺で2日間のテストを行った。

選手権リーダーのセバスチャン・オジエ、2位につけるアンドレアス・ミケルセン、前戦ポルトガルを勝利で飾ったヤリマティ・ラトバラ、3人の強豪を有するVW勢は、全員が新型ポロR WRCで臨んだこのポルトガルで、総合1−2−3に加え、パワーステージでもトップ3を独占するという、WRC史上最上の完全勝利を果たし、全員が表彰台を逃したアルゼンチンの落胆を一気に払拭し、勢いを取り戻している。

VWもサルディーニャ戦にはいい思い出が多く残しており、2013、2014年にイベントを制しただけでなく、2013年には世界的にも有名な「ミッキー・ジャンプ」のクレストで披露したセバスチャン・オジエのジャンプが、同年の「FIAモータースポーツ・モーメント・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。

2年連続でサルディーニャを制しているオジエは、選手権争いでは42ポイントと大差を築いての首位に立っている。
「自分の中では、ラリーイタリアはWRCカレンダーの中でもベストのラリーの一つ」とオジエ。「これまで、参戦の度に成績を上げてきたし、ここ2年は優勝を飾ってきた。今年は新しいステージも多く、総走行距離も1500km超とシーズンここまでの最長。車内の気温も高くなるので通常以上に、体力とスタミナが必要だ」
「目指すのはもちろん今年も優勝。しかし、ライバルも手強く緊張感も張りつめている。しかし、僕のスピリットも負けてはいない。フィニッシュまで攻め続ける。それに、ラリーの後にはみんなと港で海に飛び込むのが今から楽しみだ」

ノーポイントが3戦続いた後、ポルトガルでは待望の勝利を獲得したラトバラは、選手権争いでは順位を4つ上げて5位にまで挽回してきた。サンディグラベルのサルディニア戦では、スタート順を有利に活かしたいところだ。
「サルディーニャでは、ここ2年、リードしていながらパンクに見舞われ、どちらも3位で終わっているから、もちろん今年は優勝したい」と語るラトバラは、WRCでのSS勝利総数400回まであと12本に迫っている。
「自分のスタート順はかなり有利になると思う。多くの人が気付いていないが、このラリーは、レイアウトの点から言えば見た目よりもドライブしやすい。つまり、思い切り攻められるということだ。ポルトガルでの勝利は、想像以上に僕にとって大きな意味を持った。肩の荷から下りたプレッシャーは、計り知れない。メンタルトレーナーには本当に感謝している。自分を、自分の速さを信じろ、という言葉を、イタリアでも守っていく」

 前戦ポルトガルから、新型ポロR WRCにスイッチし、さらに勢いを増してWRC初勝利が待たれているのがミケルセン。
「今季は、3位フィニッシュが4回。イタリアでもこのパフォーマンスを続けてトップ5、できればもっと上でフィニッシュしたい」と語る。
「新型ポロR WRCで初めて参戦したポルトガルでは、すぐにマシンの虜になった。まるで、自分のために作られたようなマシン。いいリザルトが出せるという手応えを感じている。1年前のこのイベントでは、僕とオーラ(・フローネ)が再びコンビを組み始めた。心から信頼しあっているし、僕の成長はオーラが大きな力になってくれている」



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