全日本ラリー選手権第6戦 2017 ARK ラリー洞爺 Supported by Sammyは、7月2日(日)にデイ2の競技が行われ、2番手からスタートした鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)が勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)を逆転、6.1秒差で総合首位の座を奪還した。
昨日、SS2でコースオフを喫しデイ離脱していた新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)は再出走を果たし、オープニングのSS9から3連続でベストタイムを奪取する速さを見せている。また、初日3番手につけていた高山仁/竹藪英樹(スバル・インプレッサWRX STI)は、SS9でメカニカルトラブルによりストップした。
各クラス上位選手のコメントは次のとおり。
JN6クラス 首位
鎌田卓麻
「SS11が上手く行って、逆転できたので、このまま行きたいですね。この今回履いているタイヤのフィーリングがすごくいいです。例年通りダストが多くて、勝田選手の走行後もまだ残っているほどでしたが、それでも集中して走れています。2ループ目もこのまま頑張ります」
JN6クラス 2番手
勝田範彦
「最後のSS11でけっこうやられて、鎌田選手に逆転されてしまいました。抑えすぎてしまいましたね。コンディションはすごくいいです。まだ僅差ですし、追い上げられるように頑張ります」
JN6クラス 3番手
寺川和紘
「上のドライバーの皆さんは速いですね。道に残るのが精一杯です。この後も、ここまでくると欲が出てきてしまうんですが、クルマに慣れることが今回の目標なので、そこに徹していこうと思っています」
JN6クラス 再出走
新井敏弘
「SS11の残り2kmでガス欠してしまいました。アンチラグを切って、なんとか戻ってきました。前日よりも感覚的にはゆっくり走っています。遅い感じがするんですが、タイムが出ているので……。まだ余裕を持って走れているので、もっと速く走れる気がします」
JN5クラス 首位
川名 賢
「昨日の道とはだいぶ性格が違うので苦戦しました。路面は見た目的にはグリップしそうなんですが、思ったよりもグリップせず、リズムをつかむのが難しいです。クルマはまったく問題ありません。次のセクションも気を緩めず、クルマもセットアップを変えていろいろと試したいと思います」
JN4クラス 首位
上原 淳
「SS11のギャラリーの目の前でエンストしてしまいました。10秒くらいロスして、曽根選手との差がかなり詰まってしまいました。午後はこんなことがないように頑張ります」
JN3クラス 首位
天野智之
「調子はあまり良くないです。去年の自分のタイムよりも10秒くらい遅いので、マシンの調子が悪くなっているかもしれません。サービスでチェックできるレベルではないかもしれないので、ファクトリーに戻ってからしっかり調べないと分からないと思います。2ループ目もプッシュしてみますが、厳しいかもしれません」
JN2クラス 首位
石田雅之
「今日の方が圧倒的に走りやすいです。以前も走っていますし。癖もありませんし、道幅もあるのでリラックスして走ることができています。あと3本、壊さないように走ろうと思っています」
JN1クラス 首位
須藤浩志
「十分差があるので、ポジションキープで走っています。道幅もありますし、路面も固いですしね。危険なところもそれほどありません。古川選手が再出走して好タイムで走っていますが、彼のタイムに惑わされないように、ポジションキープに徹します」