FIAが創設する新たなR4キットの公式サプライヤーであるフランス拠点のオレカが、コンセプトイメージを公開。FIAが新たに打ち出すR4マシンの標準コンポーネンツを装着した場合にどのようなイメージになるのか、R4マシンの将来像を示した。
今回公開された画像のベース車両はラーダ・カリーナと、ルーマニアのメーカー、ダチアのサンデロだが、新規定に合致させる最初の装着車はトヨタ・エティオスがベースになるという。
オレカでは、265馬力付近を発生する1.6リッターターボエンジンの4WDマシンを、現行のR5マシンよりも30‐35%割安に製作することを目指して取り組んでいる。最初のベース車両としてエティオスを選んだのは、元WRCエンジニアで現在オレカのエンジニアを務めるオリビエ・マロセリだと見られる。マロセリは、パラグアイでトヨタのインポーターに向けてトヨタ・エティオスのR5マシンを製作する際に責任者を務めていた経験がある。
(Martin Holmes)
オレカは、この画像と同時に、R4マシンのプレゼンテーション動画も公開している。