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トヨタ・オーストラリア、開催25回目のWRCオーストラリアにオフィシャル車両供給

©TOYOTA / @World

今季もWRCの最終戦を飾るラリーオーストラリア(11月16-19日)。1989年に西オーストラリア州パースで初めてWRC戦を開催して以来、今年が開催25回目の節目を迎える。この記念すべき年に、トヨタ・オーストラリアと主要スポンサーとして契約を結んだことを発表した。トヨタは、イベント期間中に使用されるオフィシャル車両を独占供給する。

トヨタ・オーストラリアの販売・マーケティング担当のエグゼクティブディレクター、トニー・クラムは、TOYOTA GAZOO Racing WRTや、地元強豪のトヨタ勢が登場するラリーオーストラリアのサポートに意欲を見せていると語る。
「トヨタのラリーへのコミットメントは、グループの上層部レベルから広がりを見せているもので、グローバルプレジデントの豊田章男も、モータースポーツにおける極限への挑戦は、よりよいクルマを作るという我々の探求に欠かせないものだと考えている」とクラム。
「トヨタはラリーと強い結びつきを持っており、1970年代にはWRCドライバーズタイトル4回、マニュファクチャラーズタイトル3回を獲得している。また、オーストラリアでも、ニール・ベイツとコーラル・テイラーが4度国内チャンピオンに輝いている他、25年ともに参戦してきた間には、トヨタはマニュファクチャラーズタイトルも2回獲得している。さらに、ニールの息子、ハリーとルイスも今年のイベントに参戦してくると思う」

ラリーオーストラリアのチェアマン、ベン・レインズフォードは、トヨタ・オーストラリアをイベントの主要パートナーとして歓迎している。
「2017年ラリーオーストラリアは、WRC開催25周年を迎えるので、ラリーにおいて素晴らしい歴史を誇るパートナーを迎えるのは素晴らしいこと。トヨタの名前は、特にこのオーストラリアでは、ラリーと同義にも等しい」とレインズフォード。
「SSではヤリスWRCがファンを魅了する一方で、トヨタの様々な量産車がイベントを支える重要なオフィシャル車両として競技を支えてくれることになる」

オーストラリアでは、ニール・ベイツ/コーラル・テイラー組が1993ー1995年に国内戦タイトルを連覇しており、2008年以降はクラシックラリー選手権とタルガ・タスマニアに3回参戦している。ベイツ/テイラー組は、トヨタ・チーム・ヨーロッパからWRC戦に参戦した経験も持っているなど、オーストラリアのトヨタのラリー活動になくてはならない存在だ。また、トヨタのオーストラリアでのモータースポーツ活動は、1957年のラウンド・オーストラリアトライアル(豪州一周ラリー)に遡り、今年が60周年。トヨタにとって初めての海外参戦であり、このイベントに日本車が参戦したのも、この時のトヨタが初めてだった。



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