シルクウェイラリー:新型マシンのローブが3本目のベストでリードを広げる – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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シルクウェイラリー:新型マシンのローブが3本目のベストでリードを広げる

©PEUGEOT

シルクウェイラリーは7月11日、カザフスタンに入国。この日は、ステージ4のコスタネイ‐アスタナ間の908.89kmを走行。うち、セレクティブセクションは373.22kmだった。上位陣にアクシデントが続出する中、今大会が実戦デビューとなるプジョー3008DKR Maxiを駆るセバスチャン・ローブが3回目のベストタイムをマーク。総合リードを一気に1時間以上に広げた。

「僕らは順調で大きなミスは避けることができたが、ラリーレイド経験の中で最も複雑なルートだったと言えるね」とローブ。
「激しい雨も降ったのでグリップがなく、適切なペースを判断するのは不可能だった。ブレーキングも特に難しかった。道があまりにスリッパリーで、マシンが止まらずに泥の中をスライドしているだけのことも多かった。その中で、自分たちはいいリズムをつかめたと思うし、今日もダニエル(エレナ)のナビゲーションは完璧だった。道のタイプにもよるが、全体としてはMaxiバージョンのマシンは自分にとても合っている感じがして、自信もより高まる。今日のような極端なコンディションでは、とても重要なことだ」

PEUGEOT

一方、チームメイトのステファン・ペテランセルは、最初の競技セクションで転倒しダメージを負ったことで2時間以上のロス。ペテランセルは自力でマシンを修復し、この日のステージをフィニッシュしたが、32番手タイムに終わり総合18位にまで順位を落としている。またシリル・デプレも同じセクションで穴にスタック。48分をロスした。さらにその後、トリッキーなルートでコースオフ。しかし、競技中のトラックから助けを借りてタイムロスを最小限に抑え、ペテランセルの遅れにより総合順位は2番手に上げている。

X-raidのブライス・メンジースは、この日は7番手タイムで総合4位を維持。バイクモーターBJ40Lのクリスチャン・ランビエールが総合3位に浮上している。

X-raid / Eric Vargiolu / DPPI

12日は、アスタナ‐セメイ間の849.54kmを走行。うち、セレクティブセクションは484.47kmとなっている。カザフスタン国内最初のステージとなるこの日、クルーはカザフスタンの草原に広がる壮大な景観の中を疾走する。

シルクウェイラリー 暫定結果(ステージ4終了時点)
1 S.ローブ(プジョー3008DKR Maxi) 08:56:10
2 C.デプレ(プジョー3008DKR) +1:07:56
3 C.ラビエール(バイクモーターBJ40L) +1:12:35
4 B.メンジース(MINIジョン・クーパー・ワークス・ラリー) +1:19:08
5 W.ハン(ジーリーSMGバギー) +1:28:23

18 S.ペテランセル(プジョー3008DKR) +3:04:20



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