フォルクスワーゲン・モータースポーツの監督、ヨースト・カピートは、ラリーフィンランドの初日でリタイアを選択したヤリ-マティ・ラトバラに謝罪の気持ちを述べた。
「ラリーフィンランドは現実にある伝説であり、その勝利はなかでも特別だ。我々はそれを可能にした偉大なチームを擁している。ジュリアンも戻ってきた。エンジンとトランスミッション部門、チームマネージメント、メカニック、そしてデザイナー──全員を誇りに思っている。しかし今回は、オジエのドライビングパフォーマンスを強調しなければならないね」
一方で、初日のSS2でコースサイドの岩にスタックし、サスペンションにダメージを負ってリタイアとなったラトバラには謝罪の気持ちを述べている。ラトバラはラリーメキシコでも、初日にイン側に転がっていた石にヒットしサスペンションを破損。似たような状況でリタイアしていた。
「我々はヤリ-マティに申し訳なく思う」とカピート。「彼のせいではなかった。彼にとってはフォルクスワーゲンでの最初のシーズンだし、マシンは岩にヒットしても対処できるはずだった。彼がこのような経験をするのは2度目だ。彼のラリーを台無しにしてしまって申し訳ない」
「我々は彼のリタイアからチームとして学ばなければならない。エンジニアは詳細に事件を分析し、さらにポロR WRCを改善していく」