ラリーフィンランド、デイ1終了後の各ドライバーからのコメント
[カタールWRT]
ティエリー・ヌービル/総合首位
「フィンランドでの初日がこんなにいい内容になるなんて思いもしなかったけど、マシンはすごく速さがあってセッティングも完璧だったから、大きな自信になった。一日を通していいリズムが築けたし、ドライビングを心から楽しめた。
あまりプッシュはしすぎなかった。セバスチャンとミッコのスプリットをチェックしていた。 これでも賢明な走りを心がけて、トリッキーな場所ではペースを抑えいたんだ。もちろん、この戦略はうまくいて、ラリーをリードしているし、ステージウィンも2本獲った!
明日はスタート順がベストではないから、少し苦戦すると思う。でも、あきらめたとは言わないよ。絶対にね! 朝のサービスでセッティングを決めて、太陽が出れば、全力の速さで攻めるよ」
[フォルクスワーゲン・モータースポーツ]
セバスチャン・オジエ/総合2位
「今日の出来には満足している。全部で45kmのSSを走るのに、10時間もマシンに乗っていたのは、正直、ちょっと退屈した。もっと言えば、いいリズムをつかむのも大変だったよ。それを除けば、いい一日だった。完璧な走りではなかったが、首位からもそう離れてはいない。午後の雨で、すごくスリッパリーになったところもあったから、ちょっと抑えた。スーパーSSは、特に難しかった。ラリーはこれからが本番だ。最初のステージから、いいリズムをつかんで走りをよくしたいね」
ヤリマティ・ラトバラ/サスペンション破損によりSS5でデイ撤退
「SS1を走り終えてとてもいいフィーリングだった。2本目はたぶんハードに攻めすぎたんだと思う。高速の右コーナーと小さなクレストを明けたところで、思った以上にマシンが浮き上がってしまった。これでワイドランしすぎて、コースサイドにあった石にヒットしてしまった。すぐサスペンションにダメージが及んだよ。そのあと、何度もポロを直そうとした。オルタネーターベルトも使ってね。残念ながら、今日の最後まで走り切ることができなかった。チームには僕のミスを謝罪したい。明日は全力を尽くして、マニュファクチャラーズ選手権のためのポイントをできる限り多く獲得したい」
[カタールMスポーツWRT]
マッズ・オストベルグ/総合3位
「今日はまったく悪いというわけではなかった。マシンのフィーリングはよかったし、リズムをつかむのに手こずった時もあったけど、全般的にはいい感触だ。首位から10秒以下差の3位は、明日に向けては悪い位置じゃないね。SS4でコースオフした。マシンは問題なかったし、ヒットもしていなかったけど、轍を走っている時はみんな同じだった。SS6はかなりタイムをロスした。コンディションは最悪だった。まったく自信がなかったし、思うようにプッシュもできなかった。今日はリエゾンが長くて、サービスにたどりつくまで時間がかかったから、メカニックが恋しかったよ」
エフゲニー・ノビコフ/総合7位
「2回ほどドラマがあって、タイムロスになった。SS4は轍の中でスタックした。ブレーキしてもどうにもならず、マシンは直進してしまったので、かなりのロスになった。SS5は自分たちの走行の時に雨がひどくなって、ほとんど何も見えなかった。首位との差は20秒しかないから、それほど残念に思うこともないと思う。マシンの動きはいいし、まだ先は長い。明日は何が起こってもおかしくはないから、プッシュを続けるよ」
[シトロエン・トタル・アブダビWRT ]
ミッコ・ヒルボネン/総合4位
「問題だったのは雨自体ではなく、主催者がトップ争いをしているドライバーたちを(TV中継の都合に合わせて)2つのグループに分けたことだ。これは深刻な問題だよ。スポーティングやセーフティをさておいて、ビジネスの都合を優先したんだから。このことがなければ、ラリーをリードしていたとは言わないが、首位から13.8秒遅れの4位ってこともなかっただろう。でも、ラリーは終わってはいない。まだ長い日が2日も残っている。今日ロスした分を取り戻すために、全力でプッシュしていかないとね」
ダニ・ソルド/総合9位
「あまり語れることはないけど、明日はもっとがんばるというくらいかな。特に速いセクションでは、ペースノートに自信が持てなかった。どうすれば改善できるか、チームを話し合うつもりだ」
[フォルクスワーゲン・モータースポーツ2]
アンドレアス・ミケルセン/総合8位
「滑り出しは順調だった。タイムも競っている。最初からいいリズムを築くことができて、大きなリスクを負わず、それでもトップタイムと僅差だ。今日の内容には満足しているし、まだ伸びしろがあるとも思っている。SS4だけはブレーキをミスして、少しリバースしなくてはならずタイムをロスしたけど、それ以外は、初日はグッドだ。残りの2日間を楽しみにしているよ」