TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの育成ドライバー、勝田貴元と新井大輝がWRCフィンランド戦に向けてのテストイベントとして参戦したフィンランドのオートグリムラリーには、数々のトップドライバーたちが出場した。
ヒストリック部門を制したのはミッコ・ヒルボネン。現在TOYOTA GAZOO RACINGでラリーマネージャーを務めているヤルモ・レーティネンがコ・ドライバーを務めた。
総合優勝を果たしたのは、ヒュンダイ・モータースポーツからi20クーペWRCのテストカーで参戦したティエリー・ヌービルだった。ヌービルは、総合2位、R5クラス優勝を果たしたオーレ・クリスチャン・ベイビー(シュコダ・ファビアR5)に2分近くの差をつけた。
WRC戦以外で2017スペックのWRカーが実戦に参戦したのは、これが初めてと見られており、ヌービルは唯一、スペシャルクラスでのエントリーだった。
R5クラスでは既報の通り、新井が2位、勝田が3位に入った。その後に続いたのは、フィンランドのカリ・ハマライネン(シュコダ・ファビアR5)。このクラスでは序盤、ガル・グリーンスミスが強さを見せていたが、コースオフを喫している。
(Martin Holmes)