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WRCドイツはケルンからスタート

 

 WRC屈指の難関ターマックとして知られるWRCドイツ。本拠地とステージのエリアは例年同様、ルクセンブルグ国境に近いトリアー周辺となるが、8月22日のセレモニアルスタートは200kmほど北上したケルンで行なわれることになった。

 ライン川の中流に広がる都市、ケルンはドイツで4番目に大きな都市。当日は現地時間の14時半、ケルンの大聖堂隣にあるロンカリ広場で入場無料のラリーショーを開催し、エントリーするWRCマシンの展示や、ドライバーたちのインタビューが行なわれる。セレモニアルスタートの後は、ケルン南西部のブランケンヘイムでSS1の走行へと移る。

 ドイツのASNであるADACのモータースポーツ総裁、ハーマン・トムシュックは「我々は日頃から、ラリードイツの一部を、どこか大都市で行なうことをいつも考えていた。今年、それを実現することができて、とてもうれしい。この演出により、ラリーの魅力をより多くの人に伝えて、ファンが増えることを期待している」

 7月15日には、ケルンにあるスポーツ&オリンピック博物館で記者会見が開かれ、ミッコ・ヒルボネンが同席。「ラリードイツのスタートをケルンで迎えるのは、素晴らしいアイデアだ。ファンにとっては最高のショーになるし、ドライバーにとってもめったにない経験となる。とても楽しみにしているよ。お決まりの場所から飛び出して、大都市の中心でラリーカーを見せるのは大正解だ」とヒルボネン。



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