サルディニア閉幕後、自転車でトレーニング中に落車し鎖骨を骨折、フォルクスワーゲン・モータースポーツのドイツテストを欠席していたジュリアン・イングラシア。7月31日には次戦フィンランドが開幕するが、セバスチャン・オジエのパートナーを務めることができるかの判断は、来週となりそうだ。
負傷直後はフィンランド参戦に自信を持っていたイングラシアだったが、鎖骨特有の複雑な状態のために、現状、参戦の可否はどちらとも言えない状態のようだ。
「日に日によくはなっているが、複雑な形での骨折だったため、医者が治療するのはパズル同然に難しいらしい」とイングラシアはコメント。
「いま傷痕が30cm残っているんだけど、チタンプレートと9本のネジを使って骨がくっつくまでに、16ヶ月かかる。完璧な治療を行ってくれている医師のみなさんには、本当に感謝している」
「最初の10日間はほとんど動くことができなくて、家のテレビでウィンブルドンやツール・ド・フランス、UFCを観ていた。いまは、できる限り早い回復を目指して、フィジオテラピーをたくさん受けている。10日のうちに検査を受けて、フィンランドに参戦できるかどうかを判断する予定だ。もちろん参戦したいし、それに向けてトレーニングもしているけど、医師陣が危険で無茶だと言うなら、残りのシーズンのことも考慮して賢明な判断をしなくてはならないだろうね」