ヒュンダイは、2013年のテストプログラムドライバーとしてフランス人のブライアン・ブフィエを加入させる旨発表した。
ブフィエは1978年フランス生まれ。2010年のフランスラリー選手権チャンピオン。IRCやERCでもプジョー207S2000や208R2などを駆り活躍していた。すでに発表されているユホ・ハンニネンとともにヒュンダイi20 WRCの開発を担っていくこととなる。
ヒュンダイ・モータースポーツを率いるミシェル・ナンダンは今回の発表に際して次のようにコメントした。
「ブライアンを招くことができてうれしく思っている。彼はドライビングを合わせ込むのがうまいし、技術的なフィードバックも的確だ。ユホの経験値と合わせて、非常に頼りになるラインナップだと思っている」
ブフィエも「ヒュンダイのテストプログラムに参加することとなって、非常に楽しみにしている。もちろんまだまだやらなければならないことは山積みだが、施設は非常にきれいだし、この夏は非常に忙しくなりそうだ」と希望を語っている。
なお、i20 WRCのエンジンはフランスのピポ・モチュールが開発を担当しているという情報もある。TTEやプジョーで培ったナンダンの人脈が体制作りに大きな武器となっているようだ。