2007年からファロを拠点にWRCが開催されてきたポルトガル。主催者は2001年まで開催していた北部のポルトへの移動を検討していたが、少なくとも2014年はアルガルベに残ることとなった。
ラリーポルトガルは2007年に6年ぶりにWRCに復帰。ホリデーリゾートの街であるファロに近いアルガルベ・スタジアムをサービスのベースとし、人気を博してきた。しかし、2001年までのラリーポルトガルは、北部のポルトガル2番目の都市であるポルトに拠点を置いていた。
現在のルートで唯一の名残は、ポルトガルの象徴とも言えるFafe-Lameirinhaのステージを走行する「ファフェ・ラリースプリント」というイベントだろう。、ラリーポルトガル直前に開催されるイベントで、ラリー直前のテストの機会として、多くのWRCチームが参戦。今年はダニ・ソルドが優勝をさらっている。
昨年、WRCのオーガナイザーであるオートモービル・クラブ・デ・ポルトガルは、ラリーの拠点をポルトに移動するための議論を始めた。しかし、12カ月に渡る交渉の後、ポルトとの合意に達することができなかったことが発表された。少なくとも2014年はアルガルベに残ることとなる。