8月4日、高山自動車短期大学ラリーチームは、APRCラリー北海道参戦に向けたシェイクダウンテストを石川県の輪島市門前モータースポーツ公園で実施した。
毎年、学生メカニックチームとしてインターナショナルラリーに参戦し続けている高山自動車短期大学ラリーチームは、今年もAPRCラリー北海道にエントリーする。車両整備を担当するのは5名の学生メカニックたちだ。ドライバーは2015年からステアリングを握る星野博、コ・ドライバーは2015年にコンビを組んだ髙橋浩子が務める。この日は星野のみがテストを行うこととなった。
テストは午前10時からスタート。チームは20分程度の走行とサービス作業を繰り返し実施し、マシンのテストと学生メカニックたちの習熟を進めていった。細かなマシントラブルこそ発生したものの、その他には大きな問題なく予定のメニューを消化し、テストは終了した。
今回のテストについて、チーム監督を務める高山自動車短期大学の坂井歩教授は次のように語っている。
「事前に車両を星野さんに預け、制御関係はブラッシュアップを済ませていましたので、テストでは異常が出ないことの確認のみとなりました。学生メカニックたちは、自身が整備した競技車が最後まで壊れず走ったことで、少しばかり自信も持てたようです。また、それぞれ助手席で数周ずつの同乗走行を体験しました。実際にラリーカーに乗ることで、“いかにミスが許されない仕事を担っているか”、という自覚をさらに強くすることができたと思います」
チームは夏休みののちに学内でのシミュレーション(合宿)を行い、本番に向けて準備を進めていく。ラリーカーの同乗体験もできるオープンキャンパスは、8月20日、9月10日、10月15日に予定されている。
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