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今回のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムでセバスチャン・ローブがたたき出した8分13秒878というタイムは、プジョー・スポールのコンピュータがはじき出したタイムを上まわっていたことが明らかになった。
ローブの走行順は、アンリミテッドクラス車両の一番手。しかし、ローブのスタートは数回にわたり予定が遅れ、チームは天候の悪化を懸念していた。
「スタートで、雲が山の頂上付近に近づいているのが見えた」とローブ。「早くしないと、難しいコンディションになるかもしれないと思ったよ」
しかし懸念された雨は降らず、ローブは快走を披露し圧倒的なタイムで優勝を飾った。
それまでのローブの練習走行でのデータからプジョー・スポールが計算した、理論上のベストタイムは8分15秒。ローブは、この計算値を2秒も上まわってみせたことになる。
「スタート前は、全開でプッシュするか、確実なペースで攻めるか、とても悩んだ。でも、マシンに乗って、限界までプッシュすることに決めたんだよ」