世界ラリークロス選手権第9戦は9月1日、フランスのロエアックで開幕。9月2日はフリープラクティスに続いて予選が始まり、2ヒートを終えた時点での中間リザルトで、地元フランスのセバスチャン・ローブ(プジョー208)が首位に立った。
Q1のトップタイムは、選手権リーダーのヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロ)がマークしたが、Q2ではローブが最終レースでクリストファーソン、ケン・ブロック(フォード・フォーカス)を上回るトップタイムをマーク。この結果、ローブとクリストファーソンがいずれも予選ポイント95を獲得して、中間リザルトで首位に並んだ。3位にはブロックがつけている。
「とてもうれしい。Q1で2位、Q2ではトップと、とてもいい滑り出しを決めることができた」とローブ。
「このコースは、自分も手応えを感じるし、マシンにも合っているとも思う。どこもグリップが高い。僕らのマシンは、グリップがあると、とてもいいパフォーマンスを出す。スリッパリーだと少し手こずるんだ。フィーリングも、セットアップの感じもとてもいい。ドライビングに自信が持てたし、スタートもうまく決められた。ひたすらプッシュして、自分の仕事に専念できたから、素晴らしいよ!」
「これだけ多くの観客の前でドライビングするのは、信じられない気持ち。この雰囲気を感じられるところは、他にはない」
チーム・プジョー・ハンセンのチームメイトは、ティミー・ハンセンが7位、ケビン・ハンセンが8位と、プジョーの母国でいずれもトップ10に食い込む健闘を見せている。
クリストファーソンのチームメイトで、ドライバーズ選手権2位につけるペター・ソルベルグは、Q1で4位につけたが、Q2は8位に留まり中間リザルトは6位。Q2でブロックと接戦を展開し4位フィニッシュしたチームメイトのアンドレアス・バックラッドは、昨年王者のマティアス・エクストロームに続く5位につけた。
初めて世界RXに挑んだアリスター・マクレー(フォルクスワーゲン・ポロ)は、Q1が18位、Q2が20位で中間リザルトは20位と、セミファイナル進出が厳しい状況となっている。
3日は、Q3、Q4が行われた後、上位12名がセミファイナルに進出。そこからトップ6がファイナルに挑む。
世界RXフランス 中間リザルト
1 S.ローブ(プジョー208)
= J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロ)
3 K.ブロック(フォード・フォーカスRS)
4 M.エクストローム(アウディS1 クワトロ)
5 A.バックラッド(フォード・フォーカスRS)
6 P.ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロ)
7 T.ハンセン(プジョー208)
8 K.ハンセン(プジョー208)
9 J.バウマニス(フォード・フィエスタ)
10 K.エリクソン(フォード・フィエスタST)