世界RXフランス:クリストファーソンが4連勝、ローブは母国戦2位 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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世界RXフランス:クリストファーソンが4連勝、ローブは母国戦2位

©PSRX Volkswagen

世界ラリークロス選手権第9戦は、9月3日にフランスのロエアックでQ3、Q4、セミファイナルに続いてファイナルが行われ、ドライバーズ選手権首位につけるヨハン・クリストファーソンが優勝した。世界RX史上初となる4連勝を達成し、8戦連続ポディウムフィニッシュと、世界RXでの記録を更新した。

「ウエットでこんなにマシンに余裕を感じたことは、これまでなかった」とクリストファーソン。
「昨日は日差しが照りつけてコースはドライだった。ローブは僕らとかなり競っていたが、今日はチームがセットアップで素晴らしい仕事をしてくれた。ポロに何か作業の必要なエリアがひとつあるとすれば、それはウエットでのクルマの動きだった。今日はチームに脱帽だよ」

PSRX Volkswagen

「ペターと僕は一丸となって必死に取り組み、僕らは常に同じ方向を向いて進んでいる。そして、このリザルトのためにがんばっている。エンジニアと話しながら、自分が走りやすいセットアップを見つけ、今回のようなコンディションでも完璧だった。そんなマシンに乗っていれば、自分の自信も高まる。だからこそ、週末を通してプッシュすることができたし、思う存分ハードに攻めることができた。最高の気分だよ」

クリストファーソンは、ドライバーズ選手権では2位につけるチームメイト、ペター・ソルベルグとの差を46ポイントに広げた。また、このファイナルでのロケットスタートに対し、モンスターエナジー・スーパーチャージ賞も贈られている。一方、ソルベルグはファイナル進出は果たしたが、右フロントタイヤのパンクを喫し、最終的に5位でのフィニッシュとなった。

一方、自身にもプジョーにとっても母国戦となるロエアック戦に挑んだセバスチャン・ローブは、中間リザルトではクリストファーソンと同ポイントの首位に立つ活躍を見せ、ファイナルでは、7万5000人の観客の前で2位フィニッシュを果たした。

「もちろん勝ちたかったが、素晴らしい週末だった。今回はフォルクスワーゲンと戦っている手応えがとても感じられたし、ポディウムのトップを狙えたとも思う。ヨハンはファイナルでとても速かったが、自分もとてもトリッキーな今日のコンディションの中でいい走りができた。自分とティミーはこの週末、トップ争いができたので、この先のラウンドに向けてはいい兆しだ。ラトビアでは優勝を目指すが、ラリークロスではどんなことも起こり得るし、自分たちにも改善しなくてはならないところがまだ残っている」

FIAWorldrallycross.com

チーム・プジョー・ハンセンのチームメイト、ティミー・ハンセンは、セミファイナルの2レース目を制して、ファイナルはクリストファーソンと並んで先頭列からスタート。2年前にはロエアック戦で勝利を飾っているハンセンだったが、ギアボックストラブルに見舞われ、4ラップ目でリタイアとなった。

昨年のチャンピオン、マティアス・エクストロームは3位フィニッシュで、ホッケンハイム戦以来となるポディウムに上がった。
「またトップ3に戻ることができて、よかった。チームとしても満足していいと思うし、この好リザルトを続けて行きたい」とエクストローム。
「ラトビア戦とエステリンク戦を楽しみにしている。最近、両方のコースでテストをしたばかりだし、また上位陣と接戦をしていけたらと思う。ラリークロスでは小さなマージンがとても重要なので、次は予選からしっかり攻めて、セミファイナルでポールポジションを獲れるようにしていきたい」

世界RXの次戦は、9月15‐17日、ラトビアで開催される。

世界RXフランス ファイナル結果
1 J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロ) 4:08.408
2 S.ローブ(プジョー208) 4:11.989
3 M.エクストローム(アウディS1 クワトロ) 4:12.994
4 A.バックラッド(フォード・フォーカスRS) 4:15.794
5 P.ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロ) 4:47.098
6 T.ハンセン(プジョー208) 2:07.558



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