Wow! 1年前に挑んだ、あの場所へ…。もう、西海岸に戻ってくる時期がやってきたなんて、信じられない。つまり、僕がGRCへの挑戦を始めて、1年が経ったということ。ここまでの経験は、何て素晴らしいものだっただろう。
何がスゴイって、西海岸でのイベント(シアトルとロスアンゼルス)では、過去、スバルがとてもいい走りを見せていること。今季、僕らは勢いを高めつつあり、シーズンの終盤に向けて上位陣との差も縮まっている。アトランティックシティではパトリックが見事、ポディウムに上がった。僕も少し不運があったが、週末を通して素晴らしいペースを見せることができていたんだ。
チームは前進あるのみでプッシュを続けてきた。舞台裏で費やしてきた全ての努力が、報われつつある。シアトルは通常、コンディションが変わりやすく、できる限り早くセットアップを対応するようにしなくてはならない。それに、コースのオーバル部分の半分にバンクがついていて、残りの半分はほぼグラベルと、トリッキーでもある。速さと状況のバランスを取って対応しなくてはならない場所もある。そういう点では、スバルがとてもいいペースを見せたインディととてもよく似ている。
ロスアンゼルスは、全く違う戦いとなる。長いフラットなコーナーがあるので、シャシーバランスが超重要。昨年は、こういったタイプのサーキットで存分に本領を発揮したので、今年は週末を通してすべてが噛み合うようにしていきたい。
ラリークロスは、変化に対しての順応と対応がすべて。この終盤でチームがベストを尽くすことができれば、とても期待の持てるシーズンの締めくくりになると思う。タイトル争いには望みがなくなってしまったが、いい形でシーズンを終えて、2018年に向けてしっかりと地盤を築いていきたいね。