フィンランド選手権ヤロネンラリー:波乱の展開の中、新井が3位フィニッシュ、TMR勢が2‐3達成 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

フィンランド選手権ヤロネンラリー:波乱の展開の中、新井が3位フィニッシュ、TMR勢が2‐3達成

©Ralli SM / Hannuphoto/Hannu Rainamo

9月9日、フィンランドラリー選手権第6戦ヤロネンラリーがウーシカウプンキで開催され、TOYOTA GAZOO Racingのラリーチャレンジプログラムの実戦トレーニングとしてトミ・マキネン・レーシング(TMR)からフォード・フィエスタR5で参戦した新井大輝が3位でフィニッシュした。

初秋のフィンランド、2008年以来となる今イベントは、大勢の観客が集まるなか波乱の展開となった。序盤首位に立ったマルコ・マンティ(シュコダ・ファビアR5)が連続パンクに見舞われ後退。替わって、選手権リーダーのテーム・アスンマア(ファビアR5)が首位に浮上する。しかし、そのアスンマアも、最終2本目のステージで痛恨のパンクに見舞われ4位に後退。その結果、フィンランド選手権を過去10回制している強豪のユハ・サロが今季初勝利を飾った。

2位には、新井と同じくTMRからコ・ドライバーのトレーニングに挑んでいる足立さやかと組むヤルコ・ニカラ(スバルWRX)が食い込んだ。

Rally SM / Hannuphoto/Hannu Rainamo

新井は、開幕SSを6番手タイムと堅実に滑り出すとその後ペースを上げ、SS3、SS4では連続でセカンドベストもマーク。最終的に3位に入り、ニカラとともにTMR勢が2‐3フィニッシュを飾った。

また、新井と同じフォード・フィエスタR5でTMRから参戦した勝田貴元は、SS1から5速にスタックするギヤボックストラブルに見舞われてしまう。序盤から苦しいラリー展開となったものの、最終SSでは3番手タイムもマークするなど健闘。5位でのラリーフィニッシュを果たしている。

Ralli SM / Hannuphoto/Hannu Rainamo

なお、フィンランド選手権のタイトル争いは、今戦で選手権リーダーのアスンマアが4位に終わったことにより、タンペレで開催される次戦の最終戦、ピレリラリー(9月23‐24日)までもつれこむことになった。

FRCヤロネンラリー 最終暫定結果
1 J.サロ(プジョー208 T16) 48:21.2
2 J.ニカラ(スバルWRX) +12.8
3 新井大輝(フォード・フィエスタR5) +20.9
4 T.アスンマア(シュコダ・ファビアR5) +27.6
5 勝田貴元(フォード・フィエスタR5) +30.7
6 J.ツルネン(ヒュンダイi20 R5) +32.0



RALLY CARS