今週開催されるAPRC第4戦ラリー北海道では、ドライバーズ選手権首位のオーレ・クリスチャン・ベイビーと2位につけるガウラブ・ギル、チームMRFのチームメイトがともに優勝を狙ってバトルに挑む。
今シーズンはベイビーが2勝(オーストラリア、マレーシア)、ギルが1勝(ニュージーランド)を挙げ、ベイビーがギルに10ポイント差をつけて北海道戦を迎える。しかし、シリーズ参戦経験の長い2016年王者ギルに対し、ベイビーの日本参戦は今回が初めてだ。
ベイビーは、前戦マレーシアから新しいシュコダ・ファビアR5を投入。一方、ギルのマシンはこの北海道でエンジンを新調しスタートを迎える。
チームMRFのマシンプリペア及び参戦運営を担うレーストルクは、グラベルが重く高速ステージを特徴とする北海道戦に向けて、セットアップを変更して臨むという。
「北海道はトリッキーなイベントで、草に隠れたブラインドコーナーが多い」とレーストルクのレーン・ヒーナンはコメント。
「過去に見てきた経験から、北海道の初参戦から速いドライバーは、とても優れている。だから“OC”(ベイビー)も、ペースをつかめると期待している」
「一方で、ガウラブがマレーシアに2位で戻ってきたことは、かなりの大健闘。北海道戦の経験も多いので、彼も優勝して選手権の差を詰めることを狙って行く。いつも通り、我々はチームオーダーは出さない。ドライバーたちは、お互いに勝つために、全開で挑んで行く」
チームMRFがメインライバルとして睨んでいるのは、MパートABが持ち込む三菱ミラージュのヤリ・ケトマーとロベルト・ブロムベルグ。さらに初めてトヨタ・ヴィッツ4WDで臨むマイケル・ヤング、日本で初めてファビアR5を駆る炭山裕矢もシリーズ常連の強豪だ。
APRCラリー北海道は、9月15日にシェイクダウン、セレモニアルスタートに続き、帯広市北愛国交流広場のサービスパークに隣接するスーパーSSで開幕する。
(チームリリース抜粋)