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ファビアR5で2戦目の炭山「R5は別次元の存在、レーシングカーそのもの」

©Naoki Kobayashi

アジア・パシフィック・ラリー選手権(APRC)第4戦「RALLY HOKKAIDO」に、クスコ・レーシングがプリペアしたシュコダ・ファビアR5で参戦する炭山裕矢。ファビアR5での初ラリーとなった第3戦マレーシアでは、安定したペースを刻み5位フィニッシュを果たした。初めてドライブするR5マシンに戸惑いながらも、高いポテンシャルとドライビングの楽しさを感じているという。

「僕がこれまで乗ってきたグループNマシンやトヨタ・ヴィッツAP4、さらにスーパー耐久用のマシンと比較しても、別次元の存在です。レーシングカーそのものと言ってもいいかもしれません。それこそレーシングカートのようなイメージです。挙動がシャープでクイックですし、タイヤにしっかり仕事をさせるような設計思想を持っています。それに、本当にドライブしていて楽しいんですよ」と、炭山は笑顔を見せる。そして、未知の存在だったR5を、少しずつ自分のものにしつつあるようだ。

「先にも言ったように、これまで乗ってきたマシンとはまったく違うので、簡単にはいきません。マレーシアでも走っていますが、全く異なる道なのであまり参考にならないですしね(笑)。それでもラリー北海道に向けて1日テストができました。MRFが今年のキャンベラまで使っていたマシンなので、彼らからノウハウを得ることもできます」

勝手知ったる北海道の路面で、まずはファビアR5を乗りこなすことが目標となる。そして、その先には表彰台も見えてくるはずだ。 

「今回に関しては最後まできっちり走らせて、自分の中にこのマシンを吸収したいです。リザルト的には表彰台に上がりたいんですが、MRFのファビアR5が2台いるし、三菱ミラージュのヤリ・ケトマーも速い。簡単にはいかないと思いますが、ステージによっては良いタイムを記録できるように頑張りたいです」



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