全日本ラリー選手権第7戦ラリー北海道は、競技最終日となる9月17日(日)の午前中に設定されたSS15までを終えて、新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が1分42秒6の大差をつけて総合首位に立っている。2番手は勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)。新井から2分40秒7差の3番手に鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)が続いている。
各クラス上位選手のコメントは次のとおり。
JN6 首位
新井敏弘
「そんなに無茶もせず、悪くない走りができました。デイポイントを獲ろうと鎌田選手がかなりプッシュしているので、こちらも壊さないようにプッシュしています。ハンドブレーキの調子はまだ悪いですね。路面はかなり轍がでていて、マフラーにダメージを負ってしまいました」
JN6 2番手
勝田範彦
「順調に走っています。路面はものすごく掘られていました。それでも、走れないレベルではないので……。この調子でフィニッシュを目指します」
JN6 3番手
鎌田卓麻
「全開でデイポイントを狙っています。新井選手も攻めているので、面白い状況になっていますね。マシンの調子もいいので、タイムが出ています。昨日のパンクは残念ですが、攻めた結果なので仕方ないです。午後は少しでも追いつけるように、そしてデイポイントをしっかり狙っていきます」
JN5 首位
小濱勇希
「かなり乾いてきて走りやすいんですが、突然すごいバンプがあったり、NEW ASHORO LONGなどは轍もすごかったので、気が抜けませんでした。足元をすくわれそうになるコーナーも多かったです。川名選手がリタイアしてしまったので、自分との戦いになっています。クルマをフィニッシュまで運ぶのがチームへの恩返しなので、しっかり走り切りたいです。グラベルに関しては、長い距離を走れているので、色々進化してスピードは上がってきていると思います」
JN4 首位
山本悠太
「さすがにリピートステージをリバースするのは、荒れていますね。そこはアクセルを踏まず、クルマを労わりながら走りました。グレーチングなどは、ノートにも書ききれていなく、見て対処している感じです。その辺りも勉強になっています。午後はしっかり抑えながら走りたいです」
JN3 首位
天野智之
「タイトルも決めましたし、完走ペースで走っています。競技も荒れているし、路面も荒れていますね。とりあえず午後はしっかり完走して、優勝でタイトルを決めたいです」
JN2 首位
石田雅之
「道がかなりタフですね。昨日使っているステージの逆走を、これからもう一度走ると思うと、ゾッとします(笑)。北海道おなじみのグレーチングも出てきています。あとは路面がフカフカで厳しいですね。午後はマシンを壊さないように頑張ります」
JN1 首位
須藤浩志
「キャンセルになったステージもかなり頑張っていたので、残念です。その他のステージも、後続を引き離そうと頑張りました。かなり厳しい展開ですが、トップを守り切りたいです」
このあとは午前中に走行した3SSを再走し、北愛国サービスパークに隣接する特設スーパーSSで最終ステージを迎える。ポディウムフィニッシュは、APRC部門の先頭車両の予定時間で17時37分頃となっている。