9月20日、カタルニアで行われたシトロエン・レーシングのWRCスペイン戦向けテストで、シトロエンC3 WRCのグラベルテストを行ったセバスチャン・ローブ。6週間前にはフランスで舗装でのテストも行っているが、グラベルでのテストも上々だったようだ。一方で、憶測が飛ぶWRCへの復帰については、ラリークロスの参戦プログラム次第と語っていたローブだったが、2018年、スポット参戦なら可能性があることを示唆した。
「今は、プジョーが世界RXを続けるのかどうか、その決定を待っているところ」とローブは状況を説明する。
「もし彼らが続けるなら、それが自分の2018年のメインの活動となる。その次に、このマシン(C3)で1、2戦(WRCに)出る機会も可能性としてはあるが、今はまだ何も決まっていない」
このグラベルテストでは、セットアップのリファインやグリップの向上を目指し、サスペンションとディファレンシャルで様々なセットアップを評価したという。
「グラベルでラリーマシンをドライブしたのは久しぶりだから、こうした新しいマシンでテストできるチャンスをもらえて、とてもうれしかった」とローブ。
「もし、自分がマシンを向上させることができるのなら、自分の経験をシトロエンに持ち込んで彼らを助けることも可能だ。自分としても、楽しいしね」
「どんな感じになるのかはまったく予想していなかったが、それほどドライブが難しくはないということがようやく感じられた。フィーリングはかなりいい。高速コーナーでグリップが落ちる時は、ターマックのような感じで少しトリッキーかもしれないが、それ以外はかなり効率的にできているようだ。マシンやステージでいいフィーリングをつかめたことも、うれしかった」
シトロエン・レーシングは、テストの様子を収めたダイジェスト動画をFacebookの公式ページに公開した。