2014年のWRCカレンダーが6月にも承認される見込みとなり、候補イベントのブラジルと中国のカレンダー入りが注目されている。
2014年のWRCカレンダーが6月28日にグッドウッドで開催されるワールドモータースポーツカウンシルで承認される見込みとなった。英国オートスポーツ誌が伝えた。
先週、ジュネーブではWRCコミッションのミーティングが行なわれたが、何戦かの主催者がWRCプロモーターとの契約合意に至っていなかったた め、2014カレンダーは議題に上がらなかった。
このため、FAXによる投票を行ない、6月のワールドモータースポーツカウンシルで承認を目指すという。現在、FIAとWRCプロモーターは、今季後半にも新たに10カ年計画を立ち上げる予定で動いているが、今のところ今後に向けて具体的に固まりつつあるのは、2014年のカレンダーしかなさそうだ。
今年は、ブラジルと中国がカレンダー入りを目指しての候補イベントを開催するが、いずれかまたは両方がカレンダー入りするかが注目されている。
同誌の取材に対しある関係筋は「現在、斬新なアイデアがいくつも挙がっている」と明かした。
「すべての側面において、尚早に同意を得ることは不可能だった。計画を受けて進めていくことが賢明だ。この計画については、6月には何も決まらないと聞いているが、8月のWRCコミッションでは間違いなくなんらかの動きがあるだろう」
ブラジルは南部のクリティバで2010年までIRCが開催されていたが、今回の開催地については発表されていない。一方の中国も同様。こちらは開催されれば1999年以来のWRCイベントということになる。