セバスチャン・ローブとプジョー208T16パイクスピークは、本番へ向けての準備をすっかりと整えたようだ。
フランス国内での最終テストが行なわれたのは、南部に位置する独立峰のモン・バントゥだ。何度か自転車レースのツール・ド・フランスのコースとして使われたことでも知られ、標高は頂上で1912mとなる。今回のテストで使用されたのは頂上付近の6kmだという。
「ここでのテストは非常に重要な意味を持つ。やはりパイクスピークの路面はサーキットのようにスムーズではないし、本番と似た地形でのテストは様々な発見を与えてくれるからね。それに208T16の爆発的なパワーにももう慣れたよ」とステアリングを握るセバスチャン・ローブは自信を覗かせた。
プジョー・スポールのジャン‐クリストフ・パイラーは今回のテストについて「パイクスピークほどの標高はないが、価値あるデータを得ることができた」と手応えを得た様子だ。
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムは6月30日、米国コロラド州パイクスピークにて開催される。