i20をベースにWRカーマシンを開発中のヒュンダイが、先週、ドイツで初めてテスト走行を行った。ヒュンダイは2014年のWRCデビューを目指している。
i20 WRCは、ドイツのアルノーにあるヒュンダイ・モータースポーツが開発を手がけており、5月中旬にはテストプログラムのスタートとして、最新スペックのi20 WRCのシェイクダウンを行った。
今回のテストではマシンのシステムチェックが中心。3日間で550kmを走り込み、テクニカルチームは、特にトラブルもなくすべてのメニューを消化したという。その後、先週は異なるセッティングでの作業も始め、データ収集を行った。
チーム代表のミシェル・ナンダンは「この数ヶ月は本当に忙しかった。最新スペックのi20 WRCが初めて実際に走る姿を見た時は感慨深かったね」とコメント。
「現在テスト中のマシンは、韓国の南陽にあるR&Dで設計されたもので、アルノーで開発とプリペアを行ってきた。初テストで得られたデータは非常にポジティブな内容。デビューまであまり時間がないので、大変重要なことだ。今後はヨーロッパの様々な場所でテストをこなし、異なるコンディション、路面でi20 WRCの評価を行っていく。具体的な場所やドライバーは明かさないが、あらゆる側面からマシンパフォーマンスを評価していく」