三菱自動車は6月に行なわれるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに、EVプロトタイプ「MiEV Evolution II」の2台体制で参戦すると発表した。
昨年は市販車部品を搭載したEVプロトタイプ「i-MiEV Evolution」で初参戦し、EVクラスで2位を獲得したが、今年は市販車の量産部品をもとに、パートナー企業と先行開発した大容量バッテリーを床下全面にレイアウトすることで低重心化を図った。車両運動統合制御システム「S-AWC」を採用し、フロント2個、リヤ2個の4モーターを電動4WDとして駆動する。ボディは車両軽量化と空力性能の改善などで大幅に走行性能を進化させた。
ドライバーは昨年と同じ増岡浩が監督兼務で、もうひとりは2輪車クラスで6度の優勝を誇るグレッグ・トレーシーを起用する。