2008年にスズキワークスでSX4 WRCをドライブしたパー-ガンナー・アンダーソン。その後はIRCやWRCのS2000などをドライブしていたが、やっとトップカテゴリーに戻ってくるようだ。
直近のWRCへの参戦はフィエスタS2000でのポルトガル。タムラゾフの代役として出場し、WRC2でオープニングの3ステージ連続でトップタイムをマークした。しかし岩にヒットしてサスペンションを破損、リタイアに終わってしまう。また、APRCへのサトリアネオS2000での参戦も予定されていたが、プロトン側の都合により断念となっていた。
「彼らが僕にチャンスをくれたことに本当に驚いている」とアンダーソン。「今シーズンはほとんど終わったと思っていたところに、アレクセイがチャンスをくれた。言葉では言い表せないほどの幸せと感謝を感じているよ」
今シーズンは、6月のサルディニアを皮切りに、フィンランド、ドイツ、フランス、スペイン、最終戦GBまでの全6戦に出場する予定だという。マシンはフォード・フィエスタRS WRC。ウクライナ人ドライバー、アレクセイ・タムラゾフが出資するATラリーチームからの参戦だ。